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結びつき

 AとBが強固に結びついている場合、AまたはBの片方を提示しただけでももう片方が想起される。シニフィアンシニフィエとの関係はまさしくそうで音声や文字がその内容に結び付けられているので、「松」という文字を見るだけで「松」のイメージが想起される。中国人といえば、「~アル」といった語尾表現が想起されるし、外国人からすれば日本人といえば出っ歯にカメラといった姿が想起されるだろう。こういった結びつきを前提としたネタには、替え歌といったものがあったり(メロディと歌詞の結びつきが前提となっていて、知らない曲の替え歌を聞いてもその歌詞自体の面白さは感じられるだろうが、上手い改変と言った部分の面白さには気づかない)よくある「ドイツ人は○○をした、アメリカ人は○○をした」等々の外国人ネタというのもドイツ人は勤勉だといった結びつきを固定観念として持っているから面白く感じられるわけである。この結びつきを逆に活かしたのがAといえばBなのにBじゃないといった類のもので、ミステリでは叙述トリック等のミスリードでよく使われる。ココらへんの話は前の内輪の話にまとめられるかな、んー。アメリカンジョークがつまらなく感じるのはアメリカ人という内輪に入っていないからで、その共有している結びつきだったり知識だったりを知れば面白く感じるのか、人類に普遍的な内輪ネタとは何か、衣食住、排泄、生殖、といったもののなかで全人類が共有しうる内輪ネタとは何か、みたいなのは色々考えたい。

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