分割。3

http://msavisuals.com/wombats-techno-fan/--(1)
http://itunes.apple.com/us/app/dmesh/id480992638--(2)

こういった三角形に分割してるのが流行ってるので自分も作ってみようかなと。特に(1)はどういう過程で作ったというのがおおまかに分かって面白いです。(2)の方はCinderでやってるみたいで、僕の方もCinder+OpenCVでやりました。

おおまかな流れとしては特徴点を得てその点でドロネー分割といった感じなんですが、(1)の方では前処理としてスムーズ、閾値、収縮、膨張等々色々やってるんですが、とりあえず自分はスムーズだけをして、openCVにはいろいろな特徴検出器が用意されてるんですが適当に試してみて、で、特徴点を得てドロネー分割。

http://memo.devjam.net/clip/341--(3)

ドロネー分割した後に三角形を得る必要性があるんですが、どうしようかなと思って調べると(3)のページが引っかかったので大いに参考にしました。で、出来たのが

手持ちの動画でぶれてやたらと変化してビットレートを食うので、三脚を使ったり、前処理で平滑化を更に進めたり、注目させたい箇所以外は白飛び黒潰れさせる、とか色々やる必要性はありそう。

 

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結びつき

 AとBが強固に結びついている場合、AまたはBの片方を提示しただけでももう片方が想起される。シニフィアンシニフィエとの関係はまさしくそうで音声や文字がその内容に結び付けられているので、「松」という文字を見るだけで「松」のイメージが想起される。中国人といえば、「~アル」といった語尾表現が想起されるし、外国人からすれば日本人といえば出っ歯にカメラといった姿が想起されるだろう。こういった結びつきを前提としたネタには、替え歌といったものがあったり(メロディと歌詞の結びつきが前提となっていて、知らない曲の替え歌を聞いてもその歌詞自体の面白さは感じられるだろうが、上手い改変と言った部分の面白さには気づかない)よくある「ドイツ人は○○をした、アメリカ人は○○をした」等々の外国人ネタというのもドイツ人は勤勉だといった結びつきを固定観念として持っているから面白く感じられるわけである。この結びつきを逆に活かしたのがAといえばBなのにBじゃないといった類のもので、ミステリでは叙述トリック等のミスリードでよく使われる。ココらへんの話は前の内輪の話にまとめられるかな、んー。アメリカンジョークがつまらなく感じるのはアメリカ人という内輪に入っていないからで、その共有している結びつきだったり知識だったりを知れば面白く感じるのか、人類に普遍的な内輪ネタとは何か、衣食住、排泄、生殖、といったもののなかで全人類が共有しうる内輪ネタとは何か、みたいなのは色々考えたい。

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暗証番号

 最近では生年月日を使わないでください、みたいなことを言われるらしいけど4桁の数字という設計がそもそもよくないと思う。覚えやすい4桁の数字を書けと言われたら1980なり1123なりの生年月日を思いつくのが人間の性というもの。ATMの発明者自体は6桁にしようとしたがその妻が4桁がいいといったので4桁が普及したということがwikipediaに書いてあったが仮に6桁であったとしたらどうなったんだろう。住所が1丁目23番地19号なので012319にしよう!みたいになってたかも……。

 こういうのは案外奇数桁の方がいいかもしれない、なんとなく。

内輪論

去年くらいから内輪について色々考えてるけど備忘録がわりに適当に書く。

内輪をある知識を共有する集合と定義すると、内輪の強度というのはその共有する知識の量が多くなるにつれ強くなり、またその集団の規模が大きくなるにつれ弱くなる。

自分が所属していない内輪に対して興味を持つ、またはその内輪に入りたいと思うかは、その内輪の共有する知識、またはその内輪を構成する人たちへの興味に依る。ただ、その両者に興味を持っていてもあまり入りたくないなと思うことはあるので(経験談として)、その集団のノリとの親和性というのも考慮する必要性はある気がする。

語呂合わせ成立条件

 語呂合わせって日本語独自のものみたいで(少なくともここまで色々使用されてるのは日本語くらい?)、なぜ日本語において語呂合わせというものが成立しえたのかというのを以下に。

 まず一つに、日本語は音韻が少ないというのが上げられる。母音は5つで少なく、子音の方もそれほど多くはなくて、"ば、ぱ"といった濁音、半濁音も連濁によってそれぞれ"は"に結び付けられるので、8を"は"、"ば"、"ぱ"のような語呂にするのも違和感がない。また、英語のように子音が連続するということもなくて必ず"(子音)+母音"という組み合わせになるので、非常に発音としての組み合わせが少なくなる。まとめると、発音するに組み合わせがそれほど多くないってことですかね。

 二つ目に、数字の読み方が豊富であるということがあげられる。数字というのは基本的な語なので、外来語が侵食してきても影響を受けにくい単語なんだけど、日本語は中国語が堂々と侵食してて音読みというのが存在するし英語での読み方も知ってる人が大多数なので、一つの数字に語呂として当てはめられる発音の数というのが多い。単純に計算すると[0-9]x[訓、音、英]=30通りもの読み方がある。

 まぁまとめると、日本語は音韻的に単純な一方語呂合わせが適用できる読みも多くて、語呂合わせに最適な条件が整ってたってことですかね。

分割。2

動的に分割するといってもある程度フレーム間で継続性がないとビットレートを食うわ目が疲れるわであまりいいことはないので、使えるようにするにはある程度それに対処する必要性があるわけです。

単純な静止画だとこんな風におっ、分割されてる分割されてるで終わるんですが、例えば実写だと三脚で固定していてもノイズだったりの異常がでるのでその異常値を拾っちゃうと大きく崩れてしまう。そこで空間的、時間的平滑化(前者はブラー、後者はCC Wide Time等)させるわけですがやりすぎると鈍るので兼ね合いが難しい。CGだとそこまで気にしなくてもいいのではないかなと楽観視してるんですがどうなんだろう。

分割。

画像の分割方法は単純に二つに分けられて、画像を参照するのとしないの。

前者は例えばfladdictさんのコンピューターに絵画を描かせる平面分割アルゴリズムテストは素晴らしいアイディアでとても参考になる。

後者にはボロノイ分割や、Box FittingがあってBox Fittingからはいろいろと糧をもらった。

ボロノイ分割もバイラテラルを使ったバイラテラルボロノイ分割によるステンドグラス風画像の生成(pdf)というもあってこれは前者に属するかな。

画像を参照するのだと動画に適用すると当然画の変化にともなって分割も変わるので動的といえる。で、後者は静的。

後者もフレームごとにシード変えてみたいなことをすればいいけどそれだと変化が劇的になるから汎用性に欠けるかな。

動的なので上手いのが作れればいいね。